What's new?
- 2008/6/1 : felicalib 0.4.2 リリース。FelicaDump.exe がクラッシュするバグを修正しました。
- 2008/4/20 : felicalib 0.4.1 リリース。MSVCR90.dll がない環境で動作しない問題を修正しました。
- 2008/4/19 : felicalib 0.4 リリース。x64 環境に対応しました。注意事項はこちら。
felicalibとは?
felicalib は、USB接続の FeliCa(フェリカ) リーダ PaSoRi(パソリ) を使って、FeliCa にアクセスするためのライブラリです。Suica, Edy, nanaco などの電子マネーへのアクセスなどに使用できます。
通常、PaSoRi を制御するためには SDK for FeliCa を使う必要がありますが、この SDK は10万円以上しますし、法人しか購入できないため、個人では手が出せません。
また、libpasori というフリーのライブラリもありますが、Windows では libusb-win32 をインストールする必要があります。開発者はともかく、一般ユーザに libusb-win32 をインストールさせなければならないので、PaSoRi を使ったアプリの配布はちょっと気が引けます。
felicalib は個人開発者が簡単に PaSoRi を使ったアプリケーションを開発するためのライブラリで、libusb-win32 なしで PaSoRi を制御できるフリーのライブラリです。
特徴
- フリーソフト (BSD ライセンス)
- felica.dll をダイレクトに叩くので、FeliCaポートソフトウェアさえインストールされていればよい (libusb-win32不要)
- Windows専用 (felica.dll を叩くので)
- libpasori API の下位互換
- C言語 API の他、C# API も提供
IDm/PMm の読み取りや、暗号化されていないブロックの読み出しと書き込み、システムコード・サービスコードの列挙などが可能です。一般的なアプリケーションであれば十分開発可能だと思います。
また、全ブロックをダンプするプログラム(libpasori の lpdump 相当) もあります。